コラム

2014/05/16

女性の力、活躍願う(東京・YO)

広げたい女性の「活躍の場」


▼スペインを破り初優勝‐。U‐17日本女子サッカー代表が、コスタリカで開催されたワールドカッ

プ決勝に臨み、2対0で制した。2011年の日本代表、いわゆる「なでしこジャパン」が初優勝を

飾って以来の快挙となり、またしても女子代表が栄冠を手に入れた


▼4年に一度の祭典、夏季オリンピックでも女子代表が活躍している。例えば、バレーボール。00年

シドニー大会は最終予選で敗れ本大会出場を逃すものの、04年アテネ大会、08年北京大会がともに5

位入賞。続く12年ロンドン大会では準々決勝が中国をセットカウント3対2で勝利、準決勝でブラジ

ルに敗れたが、3位決定戦において韓国を3対0で破り、ロサンゼルス大会以来、実に28年ぶりの銅

メダルを獲得した


▼正式競技から除外されたソフトボールは、シドニー大会が銀メダル、アテネ大会は銅メダル。そし

て北京大会では準決勝で優勝候補筆頭のアメリカに敗れるが、3位決定戦でオーストラリアに勝利し、

決勝で再び合間見えたアメリカを破り、見事金メダルに輝いた。準決勝、3位決定戦、決勝と3試合

を1人で投げ抜いた上野由岐子投手の力投は感動を呼び、2008ユーキャン新語・流行語大賞で審

査員特別賞に「上野の413球」が選ばれた


▼建設業界に目を転じれば、国土交通省と建設業5団体が会談し、女性技術者・技能労働者を5年以

内で倍増、官民挙げたアクションプランの策定などを申し合わせた


▼東日本大震災からの復興、東京オリンピック・パラリンピックなどもあり、人手不足が叫ばれてい

る。建設業界においても、女性の活躍の場が広がることを期待したい。(東京・YO)


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