コラム

2014/06/03

新人研修がもたらすもの(茨城・HN)

新人研修がもたらすもの


▼先月25日に岩手県滝沢市で行われたAKB48の握手会で、川栄李奈さんや入山杏奈さん、男性スタッ

フが、梅田悟容疑者(無職)に切りつけられる事件が発生した。警察は梅田容疑者を取り押さえ逮捕


▼2日後の27日には、金沢市小立野の市立小立野小学校で、運動会の最中に刃物を持った男が現れる

事件が発生。男は近くに住む無職、諸田幸博容疑者。保護者として居合わせた警察官2人を含む男性

4人が取り押さえ現行犯逮捕。児童らにケガがなかったのが幸いだ


▼調べに対し、前者の梅田容疑者は「誰でもよかった」、後者の諸田容疑者は「運動会なら人がたく

さんいて殺人できると思った」などと供述しているという。年齢はそれぞれ24歳と31歳。社会人であ

れば、新人や若手社員として活躍している年齢だ。何が二人に殺人を駆り立てたのか。神のみぞ知る

といったところか


▼茨城県建設業協会による新規入職者研修が先程、催された。全国建設産業教育訓練協会の富士教育

訓練センター講師である花輪孝樹さんが、建設業に入職した新人など約80人に建設業のイロハを伝授

した。全国で採用枠が増える中、引っ張りダコの花輪さん。建設産業の現状を説明した後、あいさつ

やマナー、自己啓発について実地訓練。軽視しがちな内容だが、社会人の基礎となる重要な部分だ


▼帰りがけの廊下で、参加した若手入職者から「こんにちは」と活発な声であいさつされた。日々の

中で「最近聞いていなかったな」と思いながら、久々に心地良かった。このようなあいさつが出来れ

ば、容疑者になるようなことも無いのだろう、と感じられる今日この頃である。(茨城・HN)


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