コラム

2014/06/11

植物も人間も相性あり(新潟・SS)

植物も人間も相性あり


▼ブラジルワールドカップまであとわずか、サプライズとしてJリーグ得点王の大久保選手が召集。

ワントップとして使うのか、はたまた不動の存在である本田のトップ下となるのか


▼今年はアブラムシが急増しているという。野菜、果樹、花の汁が吸われ、ウイルスを媒介する危険

も懸念される。群馬県などでは注意報も出され、殺虫剤使用や除草を呼びかけている。これまでは気

温が高く雨も少なかったため、飛来数は平年の約5倍になるらしい。アブラムシを簡単に駆除するに

は農薬を使用すれば良いのだが、家庭菜園ではできるだけ無農薬と考える人も多く、牛乳やお酢を薄

めたものを虫に直接噴霧するなど工夫している


▼無農薬での対応方法のひとつに「コンパニオン・プランツ」という方法がある。一緒に植えると互

いに良い影響を与え合う植物同士組合せのことで、アブラムシ対策であれば、嫌いな香りのチャイブ

を近くに植えたり、アブラムシの天敵であるハナアブを呼び寄せるマリーゴールドを植える方法があ


▼ほかにも多くのハーブがコンパニオン・プランツとして有効だ。またバジルなどは野菜と相性がよ

く、近くに植えた野菜のにおいを高め、同時にハエや蚊を遠ざける効果があるという。反対に、相性

が悪い組合せもありミントとパセリ、イチゴとニンニクなどは互いに生育を阻害してしまう


▼コンパニオン・プランツで良い組合せ、悪い組合せがあるように、相性というものは植物にも人間

にも言えること。ワールドカップ戦で大久保選手がどのポジションになるか分からないが、良い影響

を与え合う役割を期待する。(新潟・SS)


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