コラム

2014/06/17

西之島の新島広さ例えると(茨城・HS)

西之島の新島広さ例えると


▼小笠原諸島の西之島付近で新しい島が出現して半年。噴火活動は今も活発で、専門家によると、今

後も陸地面積は拡大していくと見られているようだ。噴火が半年続くことだけでも、地球が持つエネ

ルギーの膨大さに改めて感服されてしまう


▼そこで浮上するのは名前の問題。西之島とはすでに陸続きになって、面積は元の西之島の3・5倍

を超えている。引き続き西之島の名前が使われるのか、それとも新しい名前がつくのか。もし名前の

公募でもあれば応募してみたいところだ


▼広さを何かに例える時、既存の有名な施設がよく使われる。過去の新聞記事を読んでみると、この

新島も「甲子園と同じ広さ」や「東京ディズニーランドの約1・5倍」などに例えられ、最近では

「東京ドームの約20杯」(95万平方メートル)にまで広がった


▼しかし、東京ドームの20杯分と言われても、具体的な広さはピンとこない。そこで調べてみると、

岡山県にあるゴルフ場が同じくらいの広さになるらしい。つまり、「野球ができる広さ」から「ゴル

フができる広さ」にまで広がったというわけだ。ゴルフができる広さとなると相当なもの。それでも

まだ広がり続けているのだから、将来的には小さい自治体ほどの大きさになってくれるだろうか


▼噴火が止まっても、人が住めるようになるのは遠い未来のことだろう。西之島は1973年にも噴

火した過去を持つ。今は自然の壮大さにただ感心し、見守ることしかできない。海上保安庁には観測

を続けてもらい、今度は『どこ』の『約何倍』に成長しているのか、予想しながら楽しみに待つのも

一興だろう(茨城・HS)


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