コラム

2014/07/08

サッカー界の新技術(茨城・HS)

サッカー界の新技術


▼世界中を熱気の渦に巻き込んでいるサッカーW杯ブラジル大会。スーパープレイが次々と生まれて

いる。先制点をあげたチームが逆転負けを喫するケースも多く、観る人の興奮に更なる拍車をかけて

いる


▼今大会には2つの新技術が導入されている。1つは「9・15 Fair Play」というスプ

レー。これはフリーキックの時、ボールから9・15m離れた場所に主審が白線を引き、守る側の選

手を白線に並ばせることで、距離を明確にするものだ。このスプレーは数分で消えるのでゲームへの

影響はない。これまで?だいたい?の目測だった距離がはっきりし、誰にでも分かりやすくなった


▼もう1つはゴール判定システム。前回大会で疑惑のゴールが問題になったため、今大会は7台のカ

メラでゴールを監視している。サッカーではボールが完全に白線を越えなければゴールにならない。

このシステムは、ゴールになった時、審判の時計へ「Goal」の表示を届けるようになっている


▼もちろん、ゴールシーンはスタジアム内の大型映像装置にも瞬時に映し出されるため、観客の目に

も一目瞭然だ。映像で事実を突きつけられれば、選手も観客も延々と抗議する訳にはいかないだろう


▼これらの試みは今大会が初めてなので、もしかしたら思いもよらない問題を誘発するかもしれない。

しかし、きちっと機能すればサッカーの質の向上にもつながるだろう。建設業界でも次々と新しい技

術が開発されている。リスクを恐れていてはメリットを得ることはできない。景気が回復傾向にある

今こそ、新技術を積極的に取り入れていくべきだろう(茨城・HS)


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