コラム

2015/02/05

食べきりタイム(埼玉・SW)

食べきりタイム


▼まだ食べられるのに捨てられてしまう食品ロスが大量に発生している。一例として飲食店などでの食べ残しがあり、食べ残し率は3~15%などと言われる。わが国では、遠慮のかたまりなどとして1口分だけ残す文化すらあるが、それも含めて残さないようにするのが食べきりタイム


▼埼玉県が主体となって「食べきりSaiTaMa大作戦」を展開している。食べきりタイムは宴会終了15分前に食べ残しをなくそうとする取り組み。声掛け例として「今日は料理を残さず食べきることを皆さんにお願いします」「日本では年間約800万トンもの食品ロスが発生しています」「このままごみにしてしまうのはもったいないです」などが挙げられている


▼また、埼玉県所沢市ではマチごとエコタウン所沢構想の重点事業の1つとして2015年度から食品ロスゼロのまち促進事業を本格実施し、食べきりタイムに取り組む。市有施設の屋根貸しによる太陽光発電事業やスマートエネルギー推進補助金交付事業などと同列に並ぶのが興味深い


▼食べきりタイム以外の食品ロス削減策として食べきれる分だけ注文する、ハーフサイズや小盛メニューを活用、食べきれない場合は料理の持ち帰りができるか確認するなども示されている。もちろん自宅での食品ロス削減策もあり、冷蔵庫の在庫を管理する、まとめ買いは避け、必要な分だけ購入するなどもある


▼忘年会や新年会などで懇親を深めたことと思う。今後、定年退職者の送別会や新入社員の歓迎会なども控える。せっかくの楽しいひとときを、この食べきりタイムを有効活用して親睦を深めては、いかがか。(埼玉・SW)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら