コラム

2015/03/24

春の訪れは新たな節目(茨城・HS)

春の訪れは新たな節目


▼サッカー日本代表の新監督に旧ユーゴスラビア出身のヴァヒド・ハリルホジッチ氏が就任した。昨年のワールドカップではアルジェリア代表を率い、決勝トーナメントまで進出して、優勝したドイツを苦しめた


▼2006年から07年まで代表監督だったイビチャ・オシム氏と同郷で、現役時代のポジションも同じFW。年齢は10歳ほど若いが、規律を重んじ考えて走るサッカーを求めるスタイルはオシム氏と変わらない。健康上の理由から任期途中で退任したオシム氏が目指したサッカーの続きを、彼なりの流儀で見せてくれるに違いない


▼就任会見でハリルホジッチ監督は第1目標に、18年のロシア・ワールドカップへの出場を掲げた。それから、さらにその上であるグループリーグ突破、決勝トーナメントへの進出を打ち出した。今の日本代表はワールドカップ出場が当たり前になっているので、妥当な目標設定といえる


▼最初のうちはアギーレ前監督の召集していた選手が中心になるだろう。その後徐々に独自のカラーを打ち出し、新たな日本代表が構成される。新監督の就任は、チームが成長していく過程を見守ることができるという楽しみを与えてくれる


▼春の訪れは、新たな節目の始まりでもある。Jリーグも開幕し、新戦力がどんな活躍を見せてくれるか、あるいは昨年不調だったあの選手が華麗な復活を見せてくれるかどうか、サポーターの期待は尽きない。長いシーズン、良いことがあれば悪いこともあるもの。肝心なのは、目標をきちんと設定して、決して諦めないことだ。夢をかなえたサッカー選手の言葉を胸に刻み、新年度に臨みたい。(茨城・HS)


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