コラム

2015/04/17

紙オムツから考える少子化(埼玉・SW)

紙オムツから考える少子化


▼第65回埼玉県統計グラフコンクールが開かれ、1147人から528作品の応募があった。応募作品の中から入賞26作品が選定され埼玉県庁などで展示された。思わず目を奪われた作品に出会った(学年は応募当時)


▼小学校5、6年生を対象とした第3部は、さいたま市立常盤小学校6年生が手掛けた「紙オムツから見た日本の少子高齢化」が県知事賞(1等)を受賞。少子高齢化を紙オムツから考えるという着眼点に発想のセンスを感じる


▼出生児童が減少しているにも関わらず、オムツの生産量は年々増加している。1977年以前と2007年の種類を比較。1977年以前は布オムツが多くを占めていたものの07年ではほとんどが紙オムツとなっていることを要因に挙げた。また高齢化に伴う大人用オムツの需要が高まっていることも大きいとし、さらに台湾やインドネシアなどへの輸出も理由という


▼次に目を引いたのはパソコン統計グラフの部で県統計協会長賞(3等)を受賞した、さいたま市立内谷中学校2年生がまとめた「埼玉VS千葉」。10年時点での人口は埼玉が千葉を100万人ほど上回り埼玉の勝ち。テーマパークを比較すると東京ディズニーランドやマザー牧場などを有する千葉が、鉄道博物館や東武動物公園などがある埼玉を圧倒。しかし最終的には「どちらも良いところがあるので引き分け」としている


▼「引き分けはずるいのでは」と思い、これら以外のデータも考えた。プロ野球は各1球団、Jリーグも各2クラブ、ローカルテレビ局やFMラジオ局も各1局、地方紙も各1紙。やっぱり引き分けにしよう。(埼玉・SW)


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