コラム

2015/05/22

最近のスマホ事情(山梨・TH)

最近のスマホ事情


▼最近スマートフォン(スマホ)関連の話題が尽きない。信州大学の学長が入学式のあいさつで新入生に「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」と問い掛けた。学長は創造性を育てるには時間的、心理的なゆとりが大切だと話し、「スマホのスイッチを切って本を読み、友達と話し、自分で考えることを習慣づけよう」と訴えた


▼携帯電話の使用による犯罪が多く、巻き込まれないよう気を配る毎日だが、昨年に中学生の息子にスマホを買い与えた。学校側でも家庭に携帯電話の使用状況アンケートを行っているが、実際にどのように子供を守ればよいのか分からないのが現状


▼極論を言えば、スマホ自体を持たせないことも対策の一つ。塾や習い事に通う子供に防犯目的で持たせる親は多い。どうして危険なのか子供に教えて、理解させることが重要になる。子供に知識や危機感を覚えさせれば、事件に巻き込まれることは少なくなる


▼4月12日の山梨県議会選挙で初めてインターネットを使った選挙運動が解禁となった。ネット選挙は2013年4月の公職選挙法の改正で解禁となり、政党や候補者らが選挙期間中、ホームページやフェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス上で選挙運動を行うことが可能になった。ただ高齢者率が高い地域では、ネットを使った運動は難しい


▼今や小学生からお年寄りまでスマホを持つ時代。スマホの使用を止めさせることは難しいが、自治体でも、差別や中傷など危険性を伝える場を設けることが必要だ。自由に誰でも情報を発信できることは、かえって危険なのかもしれない。(山梨・TH)


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