コラム

2015/06/30

先人からの教え(茨城・YO)

先人からの教え


▼2015年度の日本生命セ・パ交流戦が終了した。福岡ソフトバンクホークスが12勝6敗、勝率6割6分7厘という成績を残し、見事に優勝した


▼監督は、埼玉西武ライオンズの黄金期を支えた投手のひとり、工藤公康氏。通算成績は224勝142敗3セーブ10ホールドと素晴らしい実績を残す


▼野球観を変えた1990年、読売ジャイアンツを4連勝で下した日本シリーズ第1戦のスターティングメンバーを見て驚く。現役を退いた後、多くの選手が監督やコーチなどに携わり後進の指導にあたっていた。1番辻発彦氏・現中日ドラゴンズ野手総合コーチ、2番平野兼氏・元千葉ロッテマーリンズヘッドコーチ、3番石毛宏典・元オリックスブルーウェーブ監督、6番秋山幸二・元福岡ソフトバンクホークス監督、7番吉竹春樹氏・現福井ミラクルエレファンツ監督、8番・伊東勤氏・現千葉ロッテマーリンズ監督、9番渡辺久信氏・元埼玉西武ライオンズ監督


▼当時、チームを率いたのは森祇晶氏。読売ジャイアンツのV9時代には正捕手を務め、西武ライオンズでは9年間チームの指揮をとり、8度のリーグ優勝、6度の日本一に輝いた。そして、ジャイアンツV9の監督は、打撃の神様と形容される川上哲治氏。ドジャース戦法を取り入れ、従前とは異なる新しい野球を展開した


▼名将といえるプロ野球史上未だ破られないV9の川上氏、在任9年間で6度の日本一を成し遂げた森氏、そしてチームを日本一へ導いた秋山氏、渡辺氏ら。歴代の監督から選手へと、受け継がれる何かがあるのだろう。建設業界も先人の知恵や技術が受け継がれてほしい。(茨城・YO)


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