コラム

2015/10/03

魅力の発信は動画から(東京・KK)

魅力の発信は動画から


▼『建設の星ゼネコンドー』『delaのお仕事探検隊』と聞いてピンと来た方はいるだろうか。正解は、どちらも建設業の仕事を紹介する広報用動画の題名。前者は最先端の技術で新たな大阪城を造るためのヒーローが登場する動画。後者は名古屋発のアイドルユニットが実際の建設現場などを見学して夢を形にする建設業の世界を紹介するDVDである


▼建設産業戦略的広報推進協議会が運営する建設産業の魅力や役割を伝えるホームページ『建設現場へGO!』の中にある、行政、団体、企業が制作した動画の紹介ページ「動画で観る、知る、働く」には、ほかにも数多くの魅力的な動画が並ぶ。いずれも力作だ


▼普段は見ることができない建設現場の様子や働く人の姿を見せる動画を作り、あらゆる機会を通じて紹介することで、若者が建設業へ興味を持ち、将来の入職を志してもらうことが大きな狙い


▼各地方で流れているテレビCMも面白い。例えば鹿児島県建設業協会のCM「もう3Kとは言わせない!編」では、「気合だ!クールだ!筋肉だ!」という言葉とともに働き手を募集。「新3K編」では「カッコイイ仕事、カイワのある仕事、カタチになる仕事」を『新3K』として全面に打ち出し、建設業の魅力をアピールしている


▼前出の『建設の星ゼネコンドー』は夢と希望を失った現代の若者である主人公が、建設の世界に身を投じながら、最終的には「俺、この世界のことが何だか好きになってきました」と述べ、明日への勇気を手に入れるという筋書き。いささか現実離れではあるが、若者の興味を引くためには思い切った戦略も必要であろう。(東京・KK)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら