コラム

2015/12/01

完全制覇達成を願う(茨城・YO)

完全制覇達成を願う


▼まつりだ~、まつり。10月25日、京都競馬場においてJRA(日本中央競馬会)の第76回菊花賞が行われた。優勝したのは、北島三郎氏の、名義的には㈲大野商事の所有馬、キタサンブラックだ。公言とおり、大観衆の前で、自身の代表曲「まつり」を熱唱。そんな北島氏のJRA馬主歴は個人所有を含め約50年におよぶといい、悲願だったG1(グレード1)レースをついに制した


▼1997年、東京競馬場での第2回NHKマイルカップ。10戦1勝、当時の小倉3歳ステークス2着などを経て、キタサンフドーが駒を進めてきた。大観衆を飲み込んだメーンスタンド、ただならぬオーラを感じ振り返ると、愛馬を見守る北島氏が観戦していた


▼本年10月、史上初のJRA重賞300勝を達成、東京優駿5勝を挙げるなど競馬界の第一人者武豊ジョッキーは1987年のデビュー以来、華々しい活躍を続けている。そんな武ジョッキーが残すJRA平地重賞のG1は朝日杯フューチュリティステークスのみ。これまでに3度の2着があり、優勝馬との着差はクビ、クビ、4分の3馬身だった


▼もうひとり、忘れてはならない人がいる。競輪界のグランドスラム達成者、神山雄一郎選手だ。日本選手権競輪など6つのG1レースをすべて制すること、これがグランドスラムと呼ばれ、過去に3人しか達成していない。そんな神山氏が未だ制していないのが、暮れに行われるKEIRINグランプリ


▼競馬界、そして競輪界をけん引してきた2人。奇しくも偉業達成へ、残すレースは12月に開催される。本年こそ、完全制覇を成し遂げるのか。楽しみに待ちたい。(茨城・YO)


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