コラム

2015/12/26

新たな年の予感(群馬・AN)

新たな年の予感


▼年の瀬を迎え、スーパーをはじめとした商業施設も活気づき、駐車場では警備員による交通誘導が多く見られるようになった。道路渋滞も著しく、交通事故の発生によって、さらなる渋滞を招いている光景を目にした。ことしは暖冬と言われているものの、外気は冷たく、特に夜の外出にはコートが欠かせなくなった


▼今夏から、わが家の隣接地で戸建新築が竣工を迎える民家がある。雑草が生い茂っていた敷地の造成からスタートし、土地の境界線を囲む外構の基礎、そして本体工事の基礎、躯体、屋根、外壁、設備と各所の工事が進み、いよいよ完成となる。すると先日、新たな隣人となる施主から内覧会のお知らせがきた


▼内覧会というと、施工した企業が次の営業へと生かすため、マイホーム購入予定者をターゲットに開くことが多い。しかし、この内覧会は近隣住民を対象としており、もちろん営業的な要素はあるものの、主たる目的は地域へのお披露目。とはいってもマイホームの完成披露ではなく、新たな地域への仲間入りを果たすため「よろしくお願いします」と施主自らを紹介する内覧会だ


▼出勤時には必ず施工現場の前を通るため、工事の進捗を毎日目にしてきた。夏から秋、そして冬と季節の移り変わりとともに、工種と作業員の入れ替えも多数行われ、汗を流す作業員、ジャンパーを着込んで作業に没頭する技能者とさまざまな姿を見かけた


▼夏から冬にかけて進められてきた新築工事。与えられた仕事が終われば当然、次の現場へと移る。作業内容は変わらないものの、季節と現場は変わっていく。新たな年の幕開けはもう近い。(群馬・AN)


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