コラム

2016/01/07

ありのまま伝える事が大切(新潟・HT)

ありのまま伝える事が大切


▼建設業のイメージを聞かせてください?県の出先機関が、担い手確保にホームページでアンケート調査を行っている。選択項目の中には、スケールが大きい、地図にのる仕事、地域に貢献するなど良いイメージとともに、危険、キツイ、汚いと、いわゆる3Kも並ぶ


▼あるシンポジウムで「お昼になれば、コンビニの前に車を止めて、ダッシュボードに足を乗せてカップ麺を食べたり、昼寝をしたり、憧れる姿ではないですよね」パネルディスカッションに参加した女性パネリストが、建設業のイメージを語った


▼平日の昼間の光景は、確かにカッコよくはないが、コンビニの店長に言わせれば買う品数も多く、現場仕事がある日は毎日来てくれるし、お昼を過ぎれば、時間通りにいなくなる。お店はそれに合わせればいいだけで、立ち読みしてコーヒーだけ買う客よりよっぽど「お客様」なのだそうだ。もちろん全てのお店がそうとは限らないが


▼建設業に対する過度な悪いイメージは、当然、取り除かなければならない。平日の昼間によく見る姿があまりカッコよくないのは事実である。また建設業とは危険と隣合わせにあり3Kも完全に否定はできない。現場が止まっていても、入場の際には必ずヘルメットの着用を求められる。それは現場が、危険であり、油断が大事故につながりかねないからだ


▼建設業のイメージアップには、単純に悪いイメージを払拭すれば良いという話ではない。ありのままを伝え、その上で、どこかの誰かに喜ばれ、役に立つ仕事であることを分からせなければ、本当の若手の育成、職場への定着にはつながらないのではないか。(新潟・HT)


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