コラム

2016/02/04

日本がよみがえる年(茨城・KS)

日本がよみがえる年


▼理化学研究所は昨年の大みそか、2004年に発見した新元素について、国際化学機関の承認を受けたと発表した。同時に命名権も与えられ「ジャポニウム」が有力という。元素の発見はアジアでは初の快挙。教科書に載る元素の発見に、ジャポニウムという名称。ことしの日本の躍進を啓示するかのような朗報である


▼映画界では昨年「ターミネーター」や「ジュラシック・パーク」「ミッション:インポッシブル」「007」「スター・ウォーズ」など、ビッグタイトルの続編が目白押しで、映画館は大盛況。また年末の宝くじは史上最高額の10億円。景気の上昇を感じられた方もいただろう


▼茨城では、ロボットスーツのサイバーダイン社が、つくばの県有地を購入し新社屋やハイテク高齢者マンションや国際ホテルなどからなる「サイバニックシティ」を創造すると発表。菓子製造の白ハト食品工業は、行方市の廃校となった小学校を活用し巨大農業テーマパーク「なめがたファーマーズビレッジ」を建設した。さらに筑西市には100億円超を投資する新中核病院が整備される。着々と〝地方創生〟の芽が息吹いている


▼振り返れば5年前の辰年の暮れ、戦後初となる返り咲きの安倍内閣が誕生し、デフレ脱却を狙って三本の矢を放った。平和を象徴する未年の昨年には、いわゆる安保法制が成立した。あとは景気の上昇を誰もが感じ取れるようになることだ


▼今年は申(さる)年。草木が伸び果実が実る年。申の字は田んぼを貫く神の業『稲妻』を表すという。厄が去るとの意味もある。いよいよ美しく強い日本がよみがえるときだ。(茨城・KS)


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