コラム

2016/05/10

新生活と自炊(茨城・TI)

新生活と自炊


▼4月になり新生活が始まる人も多い。一人暮らしを始めて、かれこれ6年ほどが経った。今でも時間のあるときは自炊を心掛けており、体調を崩さないように気を配っている。最近では新しい食材やレシピに挑戦するようにしている


▼先日、使ったことのなかった山芋で料理を作ろうと思い立ち、スーパーマーケットで探してみた。しかし意外にも「山芋」という食材がどこにも見つからなかった。数店舗を回ってみたが、棚に陳列されているのは「長芋」や「大和芋」がほとんどだった


▼調べてみると、どうやら思い描いていた山芋は自然薯(じねんじょ)のことを指すらしい。自然薯は日本原産で、山に自生する食材。早い話、希少価値が高くあまり流通していないのだとか。さらに晩秋から冬に掛けてが旬で、春に探しても見つからなかったのは納得だ


▼対して長芋や大和芋は外来種で、栽培されたものが一般に流通している。長芋と大和芋を食べた感想としては、独特の粘り気と小気味良い歯応えで、どちらも美味しかった。自然薯を自ら調理したことはないので、秋に食べ比べるのを今から楽しみにしている


▼新生活で慣れない職場や環境に、きっと疲れもたまるはず。そういうとき、何か気分転換の方法や趣味を見つけておくといいのではないか。筆者の場合は、自炊がその一つ。食材選びは気分転換になり、レシピを読むのは設計図を眺めているようでワクワクする。無理に趣味を見つけようと気負わず、日常のちょっとしたことを楽しみに変えるだけで、気分も変わってくる。最初は軽い気持ちで、新しい何かに挑戦していくのがいいのだろうと思う。(茨城・TI)


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