コラム

2016/05/13

適度に遊ぼう(新潟・YS)

適度に遊ぼう


▼宝くじ、競馬、競艇など賭けごとは世の中に多く存在している。 中でもパチンコやスロットの依存者は多い。主な理由は「いつでも」「どこでも」「手軽に」という言葉が頻繁に使われるほど簡単にゲーム感覚で手を出せるためだ。今や男性のみならず女性、カップルで店に訪れ遊んでいる姿も多く見られるようになった


▼大手検索サイトによると、ギャンブルの大当たりは脳に大量のドーパミンを分泌し、快楽を与える。生物は本能的にドーパミンの快楽を得るため、脳に行動を繰り返させようとする。脳内麻薬とも呼ばれるもので、効果がなくなればさらなる快楽を欲するようになる


▼これによりドーパミンの刺激を求め依存症となってしまう。賭けごとの回数が増えて耐性ができると、より強い刺激を求めるようになる。科学的には、賭けごとにはまると抜けられずにエスカレートしていく最大の原因とされている


▼賭けごとは小遣いの範囲で遊ぶうちは良いが、生活費に手を付ける、さらには借金するまで手を染めてしまう人も少なくない。バドミントンの日本代表選手2人が謝罪会見を開いたことは記憶にも新しい。「いけないことだと分かっていたが、やめられなかった」と言っていたのを覚えている読者も多いのではないか


▼前出の2人が問題視されたのは非合法の闇カジノでの賭博行為であり、法律に違反する反社会的行為にほかならないからだ。一般的なパチンコ・スロットとは関係ないが、賭け事の一面を持っていることに変わりはない。のめり込んでしまえば誰でも同じことが起きる可能性があることを胸に刻み、適度に自己責任で楽しんでほしい。(新潟・YS)


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