コラム

2016/06/24

ハーブ園で思わぬ買い物(茨城S・A)

ハーブ園で思わぬ買い物


▼先日、故郷に戻り実家から郊外に位置するハーブ園に出かけた。5月中旬は、白や赤、ピンク色に咲くバラが見ごろの時期で、園内は多く観光客で賑(にぎ)わっていた。そんな観光地の中で思わぬ買い物をすることになった


▼園内の一角には、ハーブや花に関連するカフェやお土産物屋が並んでいる。商品が陳列されている棚を眺めるとハーブティーや化粧水、化粧クリームなどが売られている。観光地ということもあってか少々値が張る商品も目に付く


▼そんな土産物店の休憩スペースの椅子に腰を掛けていると、店員さんが近寄ってきて、ほのかに桃の味がする飲み物をサービスしてくれた。しばらくすると両肩にブーメラン状の温かい枕のようなものを乗せてくれた。中には六晶石という細かな石が入っているという。この石は、電子レンジで60秒間温めると、マイクロ波により電圧が生じて発熱する特性があるらしい


▼日々の疲労やストレス解消、リラックス効果があるなど、店員さんはメリットを説明し勧めてくる。「高速道路に乗る直前に商品の良さを思い出して、引き返してきたお客さんもいた」と、購買欲をそそるエピソードもあった。しばらく考え悩んだ末に、冷え性対策として購入することに


▼買い物を振り返ってみると、店員さんのセールストークも少し効いたが、自身のニーズに適合したことが決め手となっている。販売する商品をお客様に必要と感じさせることができれば、購入してもらえる可能性はグンと高くなる。意外な場所で予定外の買い物となったが、商品を売り買いする際のヒントを得た気がする。(茨城S・A)


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