コラム

2016/07/09

メロンと茨城の農作物(茨城・TI)

メロンと茨城の農作物


▼先日、茨城県鉾田市で開かれた「第2回全国メロンサミットinほこた」に足を運んだ。見たのは法人向けのサミットで、茨城県の新品種である「イバラキング」について、開発者によるパネルディスカッションが行われていた。普段は建設業に関連する取材が多いだけに、「糖度至上主義」など初めて聞く単語が飛び交っていたサミットは新鮮な体験だった


▼調べてみると、イバラキングは県が開発したオリジナル品種で、青肉のネット系メロン。4~5月にかけて収穫され、肥大性や食味に優れる。5月につくば市で開かれたG7茨城・つくば科学技術大臣会合では、各国の人々に振る舞われ、美しい食感だと高評価を得た。茨城県のメロンといえば、これまでアンデスメロンなどが有名だったが、今はそれだけではないようだ


▼茨城県の特産物では霞ケ浦や土浦市周辺のレンコン、県西地域の白菜やレタスなど。最近では、坂東市の坂東ねぎなども積極的に展開されている


▼3年連続で魅力度ランキングワーストの茨城県だが、農業産出額は全国2位。メロンサミットでも、多くの人が茨城のメロンに真剣な視線を送っていた。茨城もまだまだこれからなのだ


▼サミットでは数字の6がメロンの形に似ているということで毎月6日をメロンの日に制定。全国の産地と連携し、イメージアップと消費拡大を推進することを決めた。せっかくなのでメロンを食してみたかったが、当日は運悪く食べることができずじまい。帰り道でメロンパンをかじるにとどまった。次の「6日」にはメロンを買い、少しでも地域の消費に貢献したいものだ。(茨城・TI)


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