コラム

2016/08/23

楽しく笑って「ご安全に」(茨城・TI)

楽しく笑って「ご安全に」


▼笑うのは健康にいい。それは安全にもつながる。先日、取材に行った㈱小薬建設と㈱小倉工務店の合同安全衛生大会の講演にて、コメディアンで俳優のモロ師岡氏が繰り返した言葉だ。俳優としての印象が強かっただけに、本人の息もつかせぬトークには驚かされた


▼連続するコントの数々やこれぞマシンガントークといった語り口、かと思えば真剣に語る過酷で危険だった撮影現場。会場は笑いに包まれ、1時間半という講演時間があっという間に過ぎてしまった。話を聞いてみればモロ師岡氏は活動初期のころ、アマチュア劇団で活動する傍ら、東京の劇場でコメディアンとして舞台に上がっていたのだという。話のうまさにも納得である


▼モロ師岡氏はほかに「危険な状態を回避するには、目標を持つことが大切」とも話していた。一人コントも客がいなければただの独り言で、定年のない仕事だからこそ目標を持ち健康でなければ続けられないということだった


▼笑うことにかかわらず、やはり前を向いている人は元気と活力に満ちており、成果となって現れている印象を受ける。反対に、後ろ向きでネガティブに陥ると、気持ちだけではなく、結果までも悪くなることがある。モチベーションを維持することは大切で、同時に注意力も培われ、自己と安全の管理につながるはずだ


▼事故を完全になくすことは難しい。だから、いかに予防するかに懸かっている。日常の動作一つ一つを確認し一呼吸を置くだけでも変わってくる。その第一歩が健康に配慮することだ。そのためにも気持ちを明るく持ち、楽しく笑うことが大切なのだ。(茨城・TI)


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