コラム

2016/09/01

次は2020年の東京五輪(新潟・YY)

次は2020年の東京五輪


▼遠く地球の反対側ブラジル・リオデジャネイロから連日、日本選手団活躍のニュースが届いた。8月5日に開幕したリオ五輪では17日間に28競技306種目で国を代表した選手が競い合った。日本は最終的に金12個、銀8個、銅21個のメダルを獲得した


▼リオ五輪では、開幕前からさまざまなトラブルが注目を集めた。国ぐるみのドーピング問題をめぐりロシア選手の多くが選手団から除外され、パラリンピックでは全選手に対する大会への出場禁止が決定した。除外された選手の中にはドーピングに関わっていない選手もいたようだが、参加が認められたとしても後味は悪かったに違いない


▼また治安の悪さも問題となった。開幕前、各国のメダル獲得数に0(ゼロ)が並ぶ中、選手が強盗に遭った数をメダル獲得数の横に並べ「オーストラリアが好スタートを切っている」と一部インターネットサイトが皮肉交じりに伝えていた。リオの警察官や消防官が空港で「地獄へようこそ」の横断幕を掲げたストライキも報じられた


▼いよいよ次のオリンピック・パラリンピックは東京。エンブレムは、盗作疑惑から始まり、選考過程の不透明さなども話題に。新国立競技場建設でも、総工費が2500億円に上った当初の計画が白紙となり、いずれも改めてデザインや設計を公募することとなった


▼新エンブレムと新国立競技場の整備計画は決まった。これからは2020年に向け、山積している課題を一つずつ解決していくだけだ。つまずいたところもあるが、東京ではメダル数だけでなく、公明正大の部分でも各国を突き放して高得点を獲得してほしい。(新潟・YY)


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