コラム

2016/10/13

ランニングと研究(茨城・TI)

ランニングと研究


▼週末によくランニングをしている。自宅から水戸市の千波湖(せんばこ)の畔(ほとり)を一周して戻る約12㎞の道のりだ。コースを気ままに走っていると、同じようにランニングしている人もいれば、流行(はやり)のスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」のプレーヤーも大勢見掛ける。季節もあるのだろうが、以前に比べ週末に外に出る人が増えたのを感じる


▼走る理由は人それぞれだろうが、今は健康維持のため、そして楽しいから走る。下手に気負うとモチベーションを維持できないので、気楽に考えることにしている


▼大学時代に在籍していた研究室の教授が「研究は体力勝負」と話していたことがある。その先生は北海道で講演した次の日には九州に飛んで学会に参加し、合間に学生の指導や企業の相談にも対応するような非常にタフな人であった。周囲からも鉄人と呼ばれていたことを覚えている。研究も妥協はせず、学生には毎週、何らかの成果を求めていた。学生も負けじと必死になって研究していた。色あせることのない戦いの記憶である


▼ランニングと研究、異なる二つの分野だが、最後まで走りきるには体力が必要になる。これはほかの物事にも当てはまり、体力がないと尻すぼみとなりかねない。外に出る機会が増えた人は、ついでに体力づくりをしておくといいのかもしれない


▼最近一つ目標ができた。10月末に行われる第1回水戸黄門漫遊マラソンで完走することだ。フルマラソンに参加するのは初めてのことで、全く未知の世界。今から楽しみである。だからこそ、タイムを目標にするのではなく、まずは完走を目指し、粘り強く走ってきたい。(茨城・TI)


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