コラム

2016/12/21

準備することの大切さ(茨城・TI)

準備することの大切さ


▼10月末に水戸市で行われた第1回水戸黄門漫遊マラソン。寒空の下、1万3000人を超える参加者に混じり、水戸市内のコースを走った。結果から言うと、完走することができなかった。第4関門の38・5㎞地点で制限時間を超えてしまい、バスに回収された。回収車に乗っている時は、悔しさ半分、解放感半分といった心境だった


▼コースの半分を過ぎた辺りまでは余裕があったのだが、25㎞を越えたところで膝や足首が痛み出した。そこからはゆっくり走ったり、歩いたりして足を休めたが、なかなか前に進まず、結局、制限時間となった。練習不足を痛感し、膝の痛みは1カ月経っても続いている。何事も準備が大切である


▼男子1位のタイムは2時間24分38秒。女子の1位は2時間53分11秒。先を見ればきりがないが、その前に制限時間の6時間でゴールするには、あと30分程度タイムを縮める必要がある。険しい道のりである


▼市内を走っているとき、沿道からの応援はもちろん、大会運営の給水給食所のほかにも、協賛企業が水や食べ物を配布している姿が目に入った。封鎖して走った道路も、維持する建設会社があって初めて成立する。市を挙げて行われた一大イベントであり、多くの人や企業が協力して開催に至ったのだ


▼練習の大切さと長距離走の難しさを知って終わった、初のフルマラソン挑戦。ゴールはできなかったが、普段走ることのない車道を走るなど、貴重な経験もできた。次についてはまだ考えていないが、今はまず膝を治すことに専念したい。準備の大切さを忘れずに、また気持ち良く走りたい。(茨城・TI)


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