コラム

2017/01/21

気持ち新たに未来を見据え(山梨・MK)

気持ち新たに未来を見据え


▼山梨県で は、甲府市郊外に設置されるリニア中央新幹線の新駅周辺や近郊を「リニア環境未来都市」として整備する構想を進めている。昨秋には整備方針の中間素案を作成し意見を募った


▼寄せられた意見には「県が整備を構想するスタジアムを駅に直結させ、地下をリニア利用者駐車場とする」があった。リニア新駅は、中央自動車道のスマートICによって高速道路と直結する。新幹線の駅と高速道路が直結する立地条件は全国初。スタジアムに関しては「クリーンエネルギーを活用した国際大会レベルの球技場に」もあった。エネルギーに関しては「街全体がネット・ゼロ・エネルギーになるモデルスマートタウンを構築」「先進技術を用いた自動車(水素・自動運転)をレンタカーで導入し、当地の周遊手段として活用する」という意見が目を引いた


▼県では駅前には観光・交流施設の整備を想定する。これについては「観光資源や温泉、健康素材を生かした余病・未病のための旅行型定期健診・人間ドック施設の検討」「首都圏高級リゾートホテルと同様のサービスを安価に提供できるリゾートホテルの誘致」があった


▼山梨が全国に誇るものは、富士山、おいしい水、ブドウや桃などの果物、信玄公など。そういった趣が感じられる街並みを、訪れる人は期待しているのではないか。そして「未来環境都市」として将来性を感じ、環境にも配慮された駅周辺の整備に期待したい


▼年もあらたまり、気持ちも新たに未来へ思いを馳せる良い時期。寄せられた意見には「50年後、100年後を見据えた未来構想を考えるべき」もあった。(山梨・MK)


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