コラム

2017/02/01

プロスポーツが茨城振興(茨城・KM)

プロスポーツが茨城振興


▼昨年、日本で開催されたサッカーのクラブ世界一を争うクラブワールドカップで、鹿島アントラーズが決勝に進出。スペインのレアル・マドリードと延長戦まで戦い抜き、準優勝となった。アジア勢初の決勝進出、欧州王者との互角の戦いは賞賛に値する。リーグ戦勝ち点3位からのJリーグチャンピオンシップ優勝、開催国枠からのクラブワールドカップ決勝進出は、他チームのサポーターにも「いつかはわがチームも」と夢を与えた


▼魅力度最下位のイメージが定着しつつある茨城県だが、最近はスポーツで賑わいを見せている。サッカーJ2リーグの水戸ホーリーホックは、22チーム制になった2012年以降、過去最高タイの13位を記録しただけでなく、ベトナムのメッシといわれるグエン・コンフォン選手の獲得、城里町の廃校を利用したクラブハウス計画などが注目を集めた


▼昨年秋に発足したバスケットボールのプロリーグ・Bリーグでは、サイバーダイン茨城ロボッツが昨年のNBL最下位を忘れさせてくれる戦いぶりを披露し、2部東地区で3位(16年12月18日現在)と健闘。スピード感のある試合展開に会場も盛り上がりを見せている


▼一方、プロ野球独立リーグ・BCリーグへの参入を目指し、昨年12月に茨城県民球団(仮称)が発足。同リーグへの準加盟も認められ、現在はチーム名を公募するなど18年春からのシーズン参入に向け、準備を進めている


▼スポーツは人々に夢と感動を与える。サッカー、バスケットボール、野球のプロチームが茨城県民に夢を与え、県内全域の振興につながることを期待している。(茨城・KM)


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