コラム

2017/02/08

ドローン活用は第一歩(新潟・SS)

ドローン活用は第一歩


▼クリスマスからお正月にかけて新聞の折り込みで良く目にしたおもちゃのチラシ。昔に比べゲーム機が増えたと感じるが、プラレールや人生ゲーム、ラジコンなど昔からの常連もあり安心する。プラレールはスマートフォンと連動していたり、ラジコンでは昔からのもに加え、カメラ付きのドローンもラインアップに加わっており、時代に合わせ少しずつ進化している


▼最近とみに注目を集めているドローン。誰でもどこでも飛ばせるというわけではなく、飛行場の近くや地上および水面から150m以上の高さまで飛ばす際は、国土交通省へ申請が必要となる。申請数は昨年度の約2000件に対して、今年度はすでに6000件を超えており、普及を裏付けている


▼国交省が公表している「無人航空機に係る許可承認の内容」では、誰が、どこで、どの機体を飛ばしているかが確認できる。ドローンを飛行させているのは測量業者や建設業者が多く、機体はDJIというメーカーが8割を超える。ホームページで価格帯を調べるとエントリーモデルで約10万円。業務用と思われる高価なもので約60万円


▼60万円といっても測量機器として考えればむしろ安価なのかもしれない。ICT土工の現場では、ドローンによる起工前測量や工程管理への活用が始まっている


▼i-Constructionが目指すものは生産性の向上であり、負担を減らし労働環境を改善していくことにある。ドローン活用はその第一歩。建設技術はドローンを含むICTの活用を土工以外にも広げる動きがある。昔からあるおもちゃ同様に少しずつ進化していくのだろう。(新潟・SS)


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