コラム

2017/02/15

早くも、住めば都(茨城・TT)

早くも、住めば都


▼今年1月から茨城県に住居を移転することになった。一度も訪れたことがない地域であったため、大きな不安と少しの興味が入り混じるなか、新天地での生活がスタートした。早いものでもう1カ月が経った今、住めば都とはよく言ったもので、住み心地の良さを実感している


▼平地が広がり、車を少し走らせれば海が見える。農・海産物も豊富で東京へのアクセスも良いなど、山に囲まれ海のない盆地に住んでいたこれまでとは違った魅力を感じている。また、職場でも上司や同僚の気配りで疎外感を抱くことなく過ごすことが出来ている。土地勘が無いため取材に向かう途中に迷子になり、地元の人に道を尋ねると、口で説明するだけでなく現地まで連れて行ってもらったことが何度もあった。毎日、茨城県民の気遣いに助けられ、楽しく過ごすことができている


▼毎年恒例になりつつある47都道府県魅力度ランキングで、茨城県は4年連続の最下位となった。その一方で、県民の8割が県に愛着と誇りを持っているというデータもある。地域活性化の第一歩は、地元愛から始まるのではないだろうか


▼サッカーJ1の鹿島アントラーズが天皇杯で優勝、19年ぶりに日本出身力士の横綱昇進が決まった稀勢の里関、2016年下期直木賞を受賞した恩田陸さんなど、最近話題となるのは茨城県に関わる人たち。県庁で見かけた「のびしろ日本一。いばらき県」というPRポスターのとおり、今まさに快進撃が始まったように見える


▼今後はより「住めば都」を実感しながら、日々の取材を通じて微力ではあるが茨城の魅力を発信していければと思う。(茨城・TT)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら