コラム

2017/05/09

事業に思いをくみ取って(茨城・TI)

事業に思いをくみ取って


▼最近、少し困ったことが続いた。急いでいたため、2月26日に開通した圏央道の茨城県内区間を利用すると、そういう時に限って渋滞に遭遇。一日2万台を超える車両が利用するため、暫定2車線での供用では混雑しても仕方ない、と切り替えた。きれいな道を走るのは気持ちが良いのだが、交通が集中することにより、かえって時間が掛かってしまっては元も子もない。多くの人の思いが込められて開通した道だけに、より快適に走行できるよう、早期の4車線化に期待している


▼1月には自宅のエアコンが全く動かなくなった。有線のリモコンで珍しいと思っていたのだが、どうやらかなり年季の入ったもの。1月の寒い時期を、同僚から借りた電気カーペットで何とかしのいだ。2月に入り、修理業者に4時間かけて交換してもらった


▼そんな中、各自治体による2017年度当初予算が続々と発表された。記者になって2年目を迎え、慣れた足で担当地区へと取材に出向いた。そこで首長や担当課長の説明を聞いていると、昨年度に比べて事業を理解している自分に気が付いた。2回目なのだから何を当たり前のことをと思うかもしれないが、当人からしてみれば驚きだ


▼予想通り予算が付いた事業や新しく事業費が計上されたもの。逆に予算が付かずに見送られたものもあった。取材していく中で、以前よりも事業に対する地域住民や自治体の思いもよりみえるようになった


▼各自治体の事業には多くの人が関わっている。災害などにより、思いがけない緊急の事業が発生することもあると思うが、少しでも多くの思いをくみ取ってほしい。(茨城・TI)


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