コラム

2017/06/23

熱中症対策に冷やし甘酒(山梨・SA)

熱中症対策に冷やし甘酒


▼ことしも間もなく暑い夏がやってくる。熱帯夜で十分な睡眠を確保できない中、高温が続く屋外の作業には注意が必要だ。先日、熱中症対策についてラジオで特集していたのを耳にした。その中で予防に冷やし甘酒が取り上げられていた


▼甘酒といえば寒い時期の飲み物で、初詣で神社に行くともてなしてくれるイメージがある。調べてみると甘酒は米麹(こうじ)菌の発酵によりできる食品で、脱水症状を防ぐのに不可欠な水分と塩分、糖分が含まれており夏バテには最適。寒暖差による冷え性がある人には、血流が良くなる効果もある


▼そんな甘酒を求めてスーパーに行くと、手軽に携帯できる紙パックのものや冷水で溶かす乾燥タイプの商品が並ぶ。甘酒を飲むのが苦手な人には乳酸菌が豊富な甘酒プリンや、冷凍するとシャーベット状になるアイスも売られていた。冷え性持ちのため冷やし甘酒を試してみたが、飲む際に温かい甘酒特有の酒粕の香りが鼻に来る感覚がなく、喉越しが良かった


▼山梨労働局の調べによると、昨年に熱中症で病院搬送され、業務上疾病の認定を受けた人は28人。このうち建設業は18人と全体の半数以上を占めた。建設業は昨年比で8人も増加。これから繁忙期を迎える現場従事者に、適度な休憩や日頃の健康管理の徹底があらためて必要と感じる数字だ


▼前述した冷やし甘酒の注意点は、アルコールが含まれるものもあるので車の運転を終えて、一日の仕事を終えた後、夕食にあわせて飲むのがお勧め。余談だが白米やもち米を使う「食べる甘酒」は高血圧や便秘にも効果がある。これから健康診断で少し気になる方はお試しを。(山梨・SA)


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