コラム

2017/07/21

運動会でのボランティア(茨城・KM)

運動会でのボランティア


▼わが家は今回、初めて昼食にそうめんを持って行った。小学校の運動会の話だ。それにしても運動会は秋のイメージが強いので、春の運動会にはいまだに慣れない。熱中症などの暑さ対策や受験勉強、新学期におけるクラスの結束感醸成などの理由から、春に移行した学校が多いという


▼さて、ことし5月最後の土曜日に開催された小学校の運動会。水戸市は朝からあいにくの雨模様だった。しかし、予想に反して決行のメールが届く。場所を確保するために学校へ行ったが、時すでに遅し。いい場所は、シートやテントでほぼ埋まっていた。昨年は朝4時半の時点で30人以上が並んでいたのだから。先頭の人は果たして何時から並ぶのか。想像もつかない


▼運動会は保護者にとっても一大イベントだ。朝から弁当を作り、場所を確保。半日以上を学校で過ごし、終わるころには子ども以上に疲れている保護者も少なくない。そして後片付け。テントや旗など学校の備品撤収、ライン消しなどを手伝う。特にテント撤収は、みんなが不慣れで手間も時間もかかる。片付けから逃げるかのごとく、閉会式前に帰ってしまう保護者も少なくない


▼しかし、今回は作業着を着た救世主が現れた。地元の建設業者だ。閉会式後にさっと現れ、手際よくテントを解体する仕事ぶりは圧巻だった。おかげで例年より早く片付いたのは言うまでもない


▼惜しむべきは、建設業者のボランティア活動に対する学校の広報が足りないことか。その場、もしくは後日お便りなどで大々的に紹介してくれれば、その会社だけでなく業界全体のイメージアップにつながるのだが。(茨城・KM)


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