コラム

2017/07/27

笑顔を絶やさぬために(群馬・TF)

笑顔を絶やさぬために


▼テレビやインターネット、新聞、週刊誌などさまざまなメディアを通じて情報が氾濫する中、どれが正しくて何が嘘なのか判断に迷うことがある。勉強不足は否めないものの、それ相応の知識を得るためには時間と労力が必要になる。そこで重要になるのが誰が言っているのか、どの媒体が扱っているのかによって受け取り方が変わってくるのではないか


▼例えば、好きなコメンテーターや芸能人、信頼する政治家が言っているから信じる。インターネットよりテレビの方が信憑性がある、新聞の活字は説得力があるなど、受け手の好き嫌いが少なからず情報の信頼度を左右する。そんな中、好みに左右されない専門紙は非常に重要な役割を担っているのではないか


▼小学生を対象にした現場見学会の取材をした。子どもは目の前にあるものに夢中になる。バックホウの運転操作やドローンの映像など、初めて見たものを信じる。そこには笑顔があり、偏ったものの見方はしていない。素直に目の前の現象を受け入れている


▼建設業界の担い手確保のために、少しでも興味を持ってもらうために、将来建設業界で働いてもらえるように懸命かつ地道な取り組みを続けている。この子どもたちの笑顔と素直な心を未来につないでいくために、建設業界と行政さらに住民をつなぎ、未来への橋渡しとなるために専門紙があるとしたら


▼専門分野に携わる人たちに向けてその活動を激励し、有益な情報を提供する。業界全体で盛り上げる一翼を担うとともに、子どもたちの笑顔を絶やさぬために、この業界の発展のために専門紙という力が必要なのではないか。(群馬・TF)


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