コラム

2018/02/02

新年に願うことは(山梨・TH)

新年に願うことは


▼1月中は、建設関連団体で賀詞交歓会が多く開かれた。当然取材も多い。会の前にはホテル内の神殿や神社で安全祈願祭を行う団体がある。そのたびに参加している協会員と共に、自分自身の安全祈願も便乗してしまう。交歓会では多くの来賓のあいさつがあり、団体との結び付きや政治の話題へと続く


▼一番の関心ごとは働き方改革と公共工事予算関係。新年の各団体トップの年頭所感にも目立った。働き方改革を推進して「担い手の確保、社会保険の加入推進、休日の確保などで、官主導で具体化に進展する動きも見られはじめ、今後に期待したい」など


▼そのほかには、地方の建設業界が「公共事業費の配分において、大都市部との地域間格差が顕在化。地域のインフラ整備・維持管理や災害対策を担う地域建設企業が疲弊することが危惧される」とし、安定した予算確保を要望する


▼山梨では「いろいろ問題もあるが、JR東海によるリニア中央新幹線南アルプストンネル工事を順調に」などの声も多くあがった。懇親会に入れば、お酒の酔いが回り業者の本音が聞ける。ただ内容が生々しくて、誰にも言えない内容が多い。歓談の時間になり、最近の仕事について聞くと「儲かっているかは別だが仕事はあり、忙しい」「仕事が少ない」など業種や会社の規模によってさまざま。みんなが潤うことが理想だが


▼次に神社へ参拝する機会があれば「建設業者の安全」「公共工事および民間工事の増加」「自分自身と家族の健康」の順になる。ある先輩は「われわれは建設業者と共にある」と言っていたことを思い出す。忘れてはいけない言葉だ。(山梨・TH)


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