コラム

2018/03/01

選ばれるための工夫を(埼玉・KK)

選ばれるための工夫を


▼結婚式の在り方が多様化していると聞いた。専門の式場やホテルを会場とするものはもとより、レストランで小規模に行うものや、ドレスアップして記念撮影のみ実施するケースも多い。中には学校など思い出の場所で挙式するプランが選択できるブライダル会社もあるという


▼結婚式といえば、両家の親族、会社の上司や同僚、地元の友人など大勢の人を招待し、式場で派手な披露宴を行うイメージが強い。だが近年は「お金を掛けたくない」「親しい人だけでこじんまりとしたい」「思い入れのある場所を使いたい」など新郎新婦の要望が多様化。ブライダル各社はさまざまなプランから選べるよう工夫しているそうだ


▼消費者にとって、自身のスタイルに合わせた選択ができる場面は多くなった。例えば電話。自宅に固定電話を設置するか、携帯電話はいわゆるガラケーとスマートフォンのどちらを使うか。スマホ一つをとってみても料金プランはさまざま。そこに格安SIMまで加わった


▼いわば、たくさんの選択肢があるのは当たり前のような時代。現代社会はまさに選択の連続だ。選ばれる側は消費者に選んでもらうため、多様な要望に応えられるよう工夫を凝らしている


▼若手入職者の減少が叫ばれるようになってから久しい建設業界。働き方改革や女性が活躍できる職場づくりなどを通して、若い世代が魅力的に感じる環境を整える動きが目立つようになった。作業着を女性が着たくなるおしゃれなデザインに一新した企業もある。若い世代から「ここで働きたい」と選ばれる業界、企業であるための工夫が、今後も求められる。(埼玉・KK)


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