コラム

2018/06/19

人とAIの進歩(山梨H・I)

人とAIの進歩


▼人工知能、通称「AI」。その言葉を聞いたのは、とある企業が1990年代に販売開始した家庭用犬型ロボットをテレビで目の当たりにしたことが始まりだ。当時まだこどもだったにも関わらずそのインパクトが強烈だったことを覚えている


▼「ここまで来たのか」と技術進歩の速度に驚きと一抹の不安を感じつつも、誰もが夢描いたであろう国民的アニメの猫型ロボットが現実のものになる日も近いのかもしれない


▼「AI」とは、簡単に言えば「人間のように振る舞う機械」のこと。テレビなどでその技術が進歩する様子はなんとなく知ってはいたが、いまひとつ一般人にとっては遠い存在のように思えてならなかった。しかし想像以上に身近にいることに気付く。スマートフォンアプリとして登載されている「音声認識AI」だ。自分の問い掛けにコンピューターが応えてくれるというもので、天気予報を聞いたり簡単な会話もできたりする


▼犬型ロボット登場から20年ほどで、ここまで身近に親しまれるようになるとは考えてもいなかった。最近では警備マシンや防犯カメラにまで技術は浸透し始め、娯楽から仕事まで幅広く導入が進んでいる。技術の進歩で身の周りの生活が便利で効率的になるのはうれしい。一方で行き過ぎると人の雇用面などデメリットも生まれてくるのではと危機感もある


▼よく外国のSF映画で、感情を持ったロボットと人間との壮絶な戦いを目にするが「人間がやるべき仕事」「人とAI」のように、それぞれのすみ分けを真剣に考えなければいけない時がすでに到来しているのかもしれない。期待と不安だ。(山梨H・I)


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