コラム

2018/07/05

自動車運転者の責任(群馬・KS)

自動車運転者の責任


▼前橋支局が入居しているビルの東側にある問屋町交差点で自動車同士の衝突事故が発生した。夜、社内で記事を書いていた時、外から「ドンッ」と大きな音が聞こえてきた。聞いた瞬間に交通事故だと分かった


▼窓から外を見ると交差点内に1台の車が横転していた。横転した車内には若い女性が閉じ込められていた。幸いなことに事故現場から50mほど離れた所に消防署があり、すぐに救急隊が現場に駆け付けることができた。到着すると救急隊は手際よく車に閉じこめられた女性を救出、救急車へ運び込んだ


▼この交差点には右折車線が設けられているが、車が止まっていると直進車両が見えにくい。加えてスピードも出しやすい線形となっていることから、事故発生率も高い。帰宅時にこの交差点を通った際、非常に怖い思いをしたことがある。それからは矢印式信号機の矢印が青に変わったことを確認し安全を確認してから、右折するようにしているが、後続車から「早く右折しろよ」と言わんばかりにクラクションを鳴らされないかと心配に思うこともある


▼最近整備を進めている道路はカーブや信号機の数も少なく、快適に走行することができ、目的地に早く到着することができる。その半面、スピードを出しやすい。快適な走行と利便性の向上が担保される代わりにドライバーはスピードの出し過ぎによる交通事故のリスクが高くなっていることを認識する必要があるのではないだろうか


▼自動車は非常に便利な乗り物であるが、時として人を殺すことのできる凶器にもなり得るということを常に意識して運転してもらいたい。(群馬・KS)


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