コラム

2018/08/04

好きなものは好き(茨城・KS)

好きなものは好き


▼おととし大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の主題歌を歌ったロックバンドの新曲『HINOMARU』が、「軍歌のようだ」と批判を受け波紋を呼んだ。作詞を手掛けたボーカルは即座に謝意を表したが、直後のライブでは「自分の生まれた国を好きで何が悪い」と訴え、堂々と披露したという


▼同ボーカルは「日本は自分たちの国のことを声を大にして歌ったりすることが少ない」「自分が生まれた国をちゃんと好きでいたい。好きと言える自分でいたいし、言える国であってほしい」と、この曲に対する思いを語っている


▼国民の祝日を〝旗日〟ということがある。7月4日はアメリカの独立記念日だったが、この日は至る所で星条旗がはためく。しかし日本では、建国記念日に軒先に日の丸を掲げる家はすっかり珍しくなった


▼連日熱戦が繰り広げられたサッカーのワールドカップ・ロシア大会。日本選手たちは日の丸を胸に躍動したが、現役世界最年長プロである三浦知良選手はかつて日韓戦のとき、唯一胸に手を当て、大きな声で国歌を歌った。大手マスコミから「韓国では日の丸や君が代には軍国主義の象徴という意味があるのをご存知ですか」と質問され、三浦選手は「自国の国旗や国歌に敬意を表さない人が他国に対して敬意を表することができますか」と返した


▼紀元前660年に初代天皇である神武天皇が即位してからことしで2678年。世界で最も長い歴史を持つ日本。一体いつになったら〝禁愛国〟の呪縛から解放されるのだろうか。日本人として、脈々と受け継がれてきた〝和〟の精神に誇りを持ち、胸を張って生きたい。(茨城・KS)


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