コラム

2018/09/22

違った見方をしてみたら(群馬・AO)

違った見方をしてみたら


▼先日テレビを見ていて、その考え方はなかったと思わず膝をたたくような経験をした。「夜、眠れないんです」という相談に対して「眠れています、眠れていないという夢を見ているんです」という回答。実際に番組を見ていればもっと面白いのだが、活字では伝えるのが難しいためその辺はご容赦を


▼見ていたのはNHKのEテレで、シャキーン!という番組の「鬼チューブ」のコーナー。西川のりお師匠がいろいろな質問に答えている。お笑いなので質問をけむりに巻くような回答だが、思わず笑ってしまう。件(くだん)の回答のように、その考え方はなかったとうなるものも


▼先日、群馬県前橋市内の古民家ダイニングにランチへ。一度、友人と訪れたことがあったので、おひとり様だが行ってみた。中に入って改めてびっくりしたのだが、10人ほどのお客さんは全員女性。全員がこちらを見る。一瞬ひるんだものの、案内されるがままに席に着いた。完全に場違いな空気が漂うが、お構いなしに食事を楽しんだ


▼食事を終えて友人に店内に男一人だったと伝えると、「おしゃれなカフェは女性用などといった概念を取り払って利用してほしいとお店側は思っているよ」と。確かに女性だけが利用するより男性も利用する方が、お店の売上などからすれば望ましいだろう


▼他の人とは異なる目線だったり、多面的にものを捉えたりしたいと思っているが、既成概念という大きな壁は常に立ちはだかっている。単に思考回路の問題かもしれない。友人がよく口にする「なんでそう思うの?」という言葉は「違った考え方をしてみたら?」と聞こえてくる。(群馬・AO)


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