コラム

2018/11/29

新聞取ってますか?(埼玉・SW)

新聞取ってますか?


▼10月15日からの新聞週間を機に、朝のラジオ番組で「新聞取ってますか?」のアンケートを行っていた。番組によると、メールやFAXの回答では8割程度が取っているとした一方、ツイッターで取っていると回答したのは約4割だった。また電子版の購読者も一定数いると伝えていた


▼取っている人の意見では「ネットは自分の見たい情報に偏ってしまう」「小さなニュースや豆知識などは新聞ならではの醍醐味」などの声があった。ほかに「チラシが楽しみ」「内容ではなく洗剤がもらえるなどサービスで選んでいる」「配達してくれる人が親切なので変えない」「お悔やみ欄を見るために地方紙を取っている」もあった


▼取っていない人の意見としては時代の流れなのか「読みたい記事の扱いが小さかったり、なかったりした」「ネットの速報性にかなわずネットで十分」があった。また「新聞代がもったいない」「ごみ出しの手間がある」なども寄せられた


▼ひとくくりに新聞といっても、新聞社によって主張が異なったり、得意不得意の分野もある。また、どの記事を大きく扱うか。一般的に重要な記事は大きく、そうでない記事は小さくすることが多いが、編集長や取材記者のセンスにもよるだろう


▼確かに速報性では新聞はネットにはかなわない。だからこそ「お金を払ってでも読みたい」と思わせるネットにはない記事や付加価値を付けた記事が現代に求められている。新聞制作に携わる者として、紙媒体ならではの良さをどのように伝えることができるか、どうすれば伝わるか、その問題に立ち向かっていかなければならない。(埼玉・SW)


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