コラム

2019/01/19

地元の顔の閉店に思う(山梨・SA)

地元の顔の閉店に思う


▼先日、地元で長く親しまれていたホームセンターが店を閉めることを耳にし、閉店セールが行われているというので足を運んでみた。県外などからの大手量販店の進出もあって閉店を余儀なくされてしまったのだろうか


▼同店は幼少のころから40年以上にわたり随分長く営業していた。週末になると家族で買い物に出掛け、当時流行(はや)っていた玩具などを買い求めた過去を思い出す。しばらくぶりに店に足を運ぶも、外観や内部に変わったところは感じなかった。大きく変わったところと言えばホームセンターでありながら販売戦略からか食料品が売られているコーナーが設けられていたところだろうか


▼来店は恐らく最後になるので何か記念になるものを購入しようと店内を物色するも、商品がほぼ空になった白い棚が並んでいるだけで閉店セールのピークはすでに過ぎた様子。店名の刻印が記された貴重なレシートを確保することができず、店舗に流れるBGMとともに過ごす最後の時間にどこか寂しさを感じた


▼ホームセンターからの帰り道の出来事。昔よく利用していたコンビニエンスストアがまたまた偶然にも入口のドアに「閉店」を告知する張り紙。周囲にはライバル店も見当たらず国道沿いで車の往来も激しく好立地の場所だったはずなのだが。閉店の理由が気になるところ


▼コラムが掲載されるころには前述したホームセンターは閉店していることだろう。調べてみると当該地域は新山梨環状道路のランプ区間が設置される計画。近隣には賑(にぎ)わいある店舗が立ち並んでおり、新たな商業地域に生まれ変わる可能性に期待したい。(山梨・SA)


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