コラム

2019/02/09

いつかチャレンジしたい(茨城・KN)

いつかチャレンジしたい


▼演劇の台本を3本書くことがいつの間にか決まっていた。とても焦っている。いつの間にかといっても、自分の知らないところで決められたわけではなく、全て自分が依頼を承諾したもの。となると責任は間違いなく自分にある。誰かのせいにもできないので焦りは増す


▼学生時代に演劇の道を志したが、挫折。足を洗い、今は会社員として働いている。それでも昔の知人から依頼を受けることがあるとうれしくなってついつい請け負ってしまう。その後に義理のある方からも頼まれたり、面白そうな企画を打診されたりして、気が付いたら全てをやることに。仕事もあるのに。安請け合いという言葉が、ぴったりと当てはまる。愚かだ


▼今回依頼された台本は、いずれも上演を前提としたもの。キャストの人数や会場、上演時間、予算などは「発注者」の意向に従うことになっている。一つとして同じ条件はなく、ベストの回答というものもない。自分の経験と感覚が頼りだ


▼一方で「どのような物語か」は、今回は書き手に完全に委ねられている。もちろん全く制約が無いわけではなく、例えば女性しかいないキャストで相撲取りの話を成立させるのは難しい。与えられた条件下で最良の選択をしながら、自分の好むストーリーを紡ぐ。悩ましいが、それが醍醐味でもある


▼いつの日か、挑戦してみたい題材がある。それは建設業界をテーマにした物語。業界のイメージアップになるような作品を、建設業界をよく知らない観客に見てもらい、建設業の魅力を伝える。もちろん中途半端なものは作れないのでまだまだ勉強は必要だ。だが、いつの日か実現させたい。(茨城・KN)


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