コラム

2019/02/19

ワークライフバランス考(埼玉・SW)

ワークライフバランス考


▼関東地方整備局が2018年7~8月のワークライフバランス推進強化月間を中心に、独自の取り組みを行った組織に対して局長表彰を行った。先駆的、職場一丸、横展開可能など6つの観点から評価した結果8者が選定された


▼受賞者により取り組み内容は異なるが、東京外かく環状国道事務所の内容は興味深い。『重点定時退庁日』の呼び掛けはこれまでもメールで行っていたが、文面のみの単調なものだった。それを所長や副所長の似顔絵を作成し「本日は早く帰るようにしましょう」などのコメントを添えて送付。印象に残りやすくなるようにした


▼また『休む札』を作成し「充電」「自分磨き」「家族のため」など目的意識を持って休暇を取得するように意識付けを行った。休日も、目的の有る無しで休み明けの気分が変わってくる。「また明日から仕事を頑張ろう」と思えるような過ごし方が大事になる


▼さらにブレイクタイム・ミーティングとして、所長と若手職員のコミュニケーションの場を年度内に3回設けた。その中で、職員間における競争意識を植え付けることを目的に、外かく環状道路の事業について知識を競う『外環王選手権』を実施。外部の人に説明する上で知っておくべき基本的な知識や瞬時に回答する能力を養った。解答は早押し方式で、優勝者にはシールドマシンのカードが贈呈された


▼いい仕事をするため、いい休暇を過ごすことは一時期より根付いてきたように感じるが、まだまだできることはある。働き方改革の一環にワークライフバランスがあり、精度を落とさず効率的に業務を行うための手法が求められている。(埼玉・SW)


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