コラム

2019/02/21

うどんの温かさに感謝(山梨・SA)

うどんの温かさに感謝


▼このところ朝夕と全国的に寒気が一層強まった感がある1月の下旬。自身の防寒対策が不十分だったのか、屋外での取材を終えて車に戻った時に体が芯から冷えていることに気付いた。そこで最寄りの道の駅に駆け込み、ご当地名物の馬肉うどんをかきこんだ。柔らかで味わいある馬肉と太めの麺をすするたびに体の中から温かさがじんわりと伝わって寒さが和らぎ、疲れが取れていく。温かいうどんに感謝である


▼うどんは白米と比べカロリーが低い。その上消化が良くて胃腸に優しいにもかかわらず、腹持ちがいい。麺に乗せる具、つゆ、調理方法を工夫すれば一層おいしく食べられる。風邪などのときには特に重宝され、体調が悪いときの栄養補給に助けられた方も少なくないのでは


▼ずいぶんと昔、入社間もない新人時代に上司との同行で緊張しつつ取材先を回った。その合間にたまたま寄った食堂で具だくさんの鍋焼きうどんを食し、一瞬だけ緊張が解けたことを思い出した。うどんの温かさは体と気持ちをほぐす作用があるようだ


▼うどんと言えば「うどん県に改名しました」と宣言し、話題となった香川県か。旅で足を運んだ高松駅には寝台特急を降りてすぐの場所にうどん専門店があるほど県民にとってなくてはならない存在だ。駅周辺にはうどんの絵が描かれたマンホール蓋が数種類見られるほど、うどんに対する愛着の強さを感じた


▼新年度予算は「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」を受け、いずこの自治体も投資的経費が増加傾向になるはずだ。うどんのように温かくなる季節の到来を待つ今日このごろだ。(山梨・SA)


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