コラム

2019/03/29

名刺を営業活用するには(山梨・SA)

名刺を営業活用するには


▼取材先や営業などの場では多くの人と出会い、その際に名刺を交換する。数多くの名刺から営業のきっかけを探すため机の中のファイルを物色。顔写真付きのものもあれば名前のみのもの、官公庁の名刺は観光名所の風景を紹介する写真が入っていたりと、91㎜×55㎜という限られた寸法の中には多くの情報が詰まっている


▼印象深い名刺で思い出すのは、もう10年以上前に取材で訪問した業者さん。すりガラスのような見た目で大変珍しいプラスチック製のものだった。思わず「珍しい名刺ですね」と話すと「実はそのような反応がほしいんですよ」と笑顔で返答。会社名や名前を印象付けてもらうための秘策だったようだ


▼以前勤めた会社で新人研修に参加した時の話。集合会場で名刺交換が始まった。まだ入社したてだったため名刺を持たされておらず、名刺をもらっても返せずに困った。対応策として白紙を名刺の寸法に切り、翌日に自己紹介し直して配布。後に「手書きの名刺の人」と覚えてもらえたのは、災い転じて福となすと言えるかもしれない


▼以前、同僚が「名刺1枚あれば誰にでもをかけて話を聞くことができる。名刺は時にフリーパスにもなる」と話していた。取材活動があまりうまくいっていない時期だったため、誰に対しても前向きに取材ができるように、という激励の言葉だったと今では解釈している


▼名刺のファイルをめくりながら過去の出来事を回想するも、前述の名刺を使った営業促進への活用策を忘れてはならない。過去に名刺を頂いた方々が昇進し決定権者になっていることを願い営業に励みたいものだ。(山梨・SA)


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