コラム

2019/08/31

機能もデザインも(新潟・YY)

機能もデザインも


▼多くの人が持った印象は「ダサい」。何のことかというと、少し前に話題となった東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策用に都が試作した『かぶるタイプの傘』のことだ。直径60㎝の傘を頭に乗せ、陣笠のように顎ひもでとめる


▼機能面はどうだろう。傘の外側が白、内側には黒が配色され紫外線対策が施されていることがうかがえる。空気が抜けるよう設計されており、素材は熱や光を遮るものが使われているとのこと。手が空くこともポイントだという。雨や暑さ対策に加え、機動面もしっかり考えられている印象だ


▼今、現場作業服・作業着・安全靴などを販売するワークマンが人気だ。これまでの『安い』『高機能』に加えデザインにも力を入れたことで、普段使いもできるようになった。女性をはじめとする幅広い層に商品が受け入れられている


▼またアウトドア、スポーツ、レインウエアを専門とする同社の新業態「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」も好調で2018年9月の1号店オープンから1年を待たずに全国で29店舗を展開している。ワークマンでも同じ商品を扱っているが、作業服のイメージを除いたことで一般向けとなった


▼車を運転していると、道路工事に伴う片側交互通行で停止を求められることがある。次の指示を待つため、交通誘導員に注目する。最近は高い気温と、強い日差しを受け大変そうだ。こんな時こそ、あの『かぶるタイプの傘』が有効なのでは。でも、ドライバーからの注目を一身に浴びるなら、もう少しデザインにこだわったものを身に着け、良い印象を持ってもらいたいものだ。(新潟・YY)


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