コラム

2019/08/30

分かってはいるものの(群馬・KO)

分かってはいるものの


▼受動喫煙対策を強化する改正健康増進法の一部が7月1日に施行    され、病院や学校、行政機関などを対象に屋内は原則的に全面禁煙となった


▼本当に禁煙になったのかと思い、庁舎内に喫煙所が設置されていた村役場をのぞいてみると確かに閉鎖されており、庁舎入口に設置されていた灰皿も撤去されていた。喫煙者からの反応はどうなのか気になり、役場の担当者に反応を聞いてみると苦情などは全くなく、むしろ喜びの声が届いたという


▼飲食店でも全面禁煙の動きは進んでいる。大手ファミリーレストランの、すかいらーくホールディングスでは本年9月までにグループ全店で全面禁煙に踏み切ることを発表した。同グループで喫煙が可能なことから利用していた店舗も全席禁煙となっていた。駐車場に禁煙ののぼりが出ていることに気付いた時にはひどくショックを受けた。食事を終えた後に一服するのが習慣になっていたため、今後の利用を少しためらいそう


▼非喫煙者からしたら「ならば禁煙すればいいのでは」と思うだろう。全くその通りであり、禁煙をしたくないわけではない。むしろ健康のことを考えれば禁煙しなければと常に思っている。だがなかなか容易なことではない。6月末に体調を崩し一週間入院した時は当然禁煙を強いられた。「このまま禁煙できるかも」と入院中は淡い希望を抱いていたが、退院後帰宅してすぐにたばこを吸っていた


▼喫煙者が締め出される感が否めないが、すでに決まったことであり、とやかく言ったところで仕方がない。禁煙に向けてもう一度、真剣に考えなければと思いながらたばこに火を付けた。(群馬・KO)


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