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若手時代の経験は将来の礎(埼玉・SW) 2019/09/04
若手時代の経験は将来の礎
▼日曜日の午後11時というのに車内に酔客が多いのは翌日が祝日だからだろう。近くの人の会話も声が大きく、聞くでもなく耳に入ってきた。テレビ局に勤務するカメラマンの先輩後輩と思われ、仕事で悩む後輩の話を先輩が聴いていたようだ
▼自分が納得のいく仕事ができていないことを話す後輩の言葉に耳を傾ける先輩。ひとしきり後輩の話を聞いてから「満足できた仕事はほとんどない」と振り返り「後になって、あのときにこうしておけばと思うことばかり」と伝えていた
▼先輩は「同じアングルでも、1年生が撮るとダメだと言われる。でも、それが十何年生になるとダメとは言われない。これがアメリカだと良いものなら1年生でも悪く言われない」とも付け加えていた。後輩は本来降りるべき駅から乗り過ごして先輩の話を聞いていたようだが「乗り過ごしてよかったです」とお礼を言って下車した
▼建設専門紙の記者にしても例えば表彰式の取材の場合、記念写真撮影のチャンスは式典当日のみでやり直しはきかない。先ほどの先輩と同様「あの位置から撮影していればもっと良い写真が撮れたのでは」と反省することも少なくない。テレビ・新聞と媒体は異なるが、視聴者・読者に喜んでもらえたり満足してもらえる内容を提供することは変わらない
▼建設業界でも、顧客に満足してもらえるよう日々の仕事に取り組んでおられると思う。どの世界でも大差ないだろうが、中堅・ベテランになると次第に注意されることは減る。若手時代のさまざまな経験は将来の礎となる。車内での会話を聞きながら若者の未来に幸あれと願った。(埼玉・SW)
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