コラム

2019/09/21

現場写真で若年層にもPR(埼玉・SW)

現場写真で若年層にもPR


▼関東地方整備局が全国初となる河川工事現場の写真コンテストを開催した。優秀作に選ばれた撮影者などが一堂に会し、座談会が行われた。佐藤寿延河川部長は「普段なかなか見る機会のない現場を広く一般に知ってもらえるよう、現場を熟知した人が撮影することでより思いが伝わるのではないかと考えた。良い写真が集まった」と総括した


▼出席者からは「公共工事の理解につながる」「受賞は今後の励みになった」「一般の人が見られない現場だが、だからこそ第三者にも伝わるような写真の撮影を心掛けている」など好意的なコメントやこだわりが飛び交った。そして口々に「今後もコンテストを開催してほしい」との声を寄せた。第2回コンテストの実施も決定、2020年2月10日まで作品を募集している


▼第1回の作品は同局内などへ掲示するとともに、同局ホームページにも掲載している。また東京駅から地下道で直結している商業施設のKITTEでの展示も予定されている。力作ぞろいなので開催時には、ぜひ多くの人に見ていただきたい


▼この取り組みに刺激を受けたのか、甲府河川国道事務所が中部横断自動車道の工事現場写真・動画コンテストの作品を9月30日まで募集している。現場に携わる人だからこそ撮影できる写真が見られることになり、どのような作品が集まるのか興味深い


▼先の座談会では「建設業は若い人にネガティブな印象が強く採用に苦慮している」という声も挙がった。若年層の取り込みは喫緊の課題となっているだけに、写真を一つのきっかけとして入職にも一役買ってもらえるのではと期待している。(埼玉・SW)


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