コラム

2019/10/26

活躍する女性騎手に続け(群馬・KO)

活躍する女性騎手に続け


▼藤田菜七子騎手の活躍が止まらない。9月29日に自身が持つJRA(日本中央競馬会)女性騎手年間勝利数30勝の記録を更新。10月2日には大井競馬場で開催された重賞レースで女性騎手初の勝利を収めた。他のベテラン騎手にも劣らない結果を残し、快進撃が続いている


▼藤田騎手は1997年生まれの22歳で、JRA所属の女性騎手は16年振り。ことし2月のG1・フェブラリーステークスではJRA所属女性騎手として初の出場を果たし、惜しくも5着に敗れたものの彼女の活躍に競馬ファンのみならず多くの人々から注目を集めた


▼11月4日に浦和競馬場で開催されるG1・JBCスプリントにも挑戦することを藤田騎手が騎乗予定のコパノキッキングの馬主を務めるDr.コパさんが明らかにしている。コラムが掲載される頃にはG1ジョッキーという肩書きを手に入れているかもしれないと思うと非常に楽しみだ


▼しかし彼女の活躍の影には本人の努力だけでなく、周りの支えや競馬界を挙げた環境づくりがあったに違いない。可愛らしいルックスで多方面から注目を集めることもあり、大手芸能事務所ホリプロに所属。周囲の人間が競馬で活躍できる環境を整えていることがうかがえる


▼群馬県建設業協会では会員企業の女性職員による環境すみずみパトロール隊が活動している。従来のイメージを刷新するようなユニフォーム姿で工事現場を見て回り、女性ならではの視点から現場環境の改善に一役買っている。女性が活躍する場は今後も広がっていくことだろう。建設業界も競馬界同様に、活躍を支える周囲のさらなる環境づくりが求められる。(群馬・KO)


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