コラム

2019/11/02

やり残していることは(茨城・RN)

やり残していることは


▼11月に入ると、ことしもいよいよ終わりが近づいてきたと感じる。ハロウィーンのムードに染まったまちがクリスマス一色になり、あっという間に新年となる。ことし中にやりたいと思っていたことはもう終わっているだろうか。残り少なくなってきた2019年のうちにやれることはやってしまいたい。季節柄か、徐々に焦りも出てくる


▼仕事に限らないことだが、書類を作成する際には年月日を記入することが多い。19年当初はよく間違えて「2018年」と書いてしまった。年が変わってすぐには、たびたびやってしまったミスだ。間違えずに、すらすらと正しく書けるようになったころには、もう1年の終わりが見えてくる。時が進むスピードについていけていないのだろうか


▼今の時点で振り返ってみると、自分にとって、19年はなかなか激動の1年だ。「一年の計は元旦にあり」ということで、正月にことしの目標を立てたような気もしたが、全て忘れてしまった。思えば前の年も、その前の年もそうだった


▼人生は計画どおりにいかない。ことしも改めて実感している。もはや計画を立てずに、場当たり的に生きれば良いのかもしれない。とは言え、目標は行き先。計画は道筋だ。行き先が決まっていないというのは、一見自由なようだが不安になる。不安は視野を狭くさせる。目標を忘れず、だが縛られすぎず、というのが良い塩梅(あんばい)なのかもしれない


▼やり残していることは今のうちに、お早めに。あるいは諦めて来年に回そう。何かと焦ってしまうこともあるが、立てた目標を改めて確認し、慌てず騒がず、年末に向けて走っていこうと思う。(茨城・RN)


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