コラム

2019/12/27

きれいな机に憧れて(東京・KK)

きれいな机に憧れて


▼今すぐに必要な資料が見当たらない。大事な書類を無くしてしまった。誰でも似たような経験をしたことがあるのではないだろうか。机の脇に積んでいた書類の中にあるはずと探し始めた瞬間、書類の山が崩れ落ちたことも。常日頃から机の上を整理整頓している人からみれば自業自得なのかもしれないが、机の上の整理を習慣化していなければ難しい


▼金曜日の午後、国土交通省本省で「クリア・ザ・デスク」の取り組みを促す放送が流れてきた。机の上を掃除して資料を探す手間を省くとともに、きれいなデスク環境に身を置くことで快適に仕事を進められる効果もあるという説明が加わる。「一斉掃除タイム」を設けることにより、強制力を持たせたいようだ


▼放送内容は至極ごもっとも。反論の余地もない。前述の放送は何度も繰り返し聞いている。だが一向に机がきれいにならない。整然とした机への憧れは憧れのまま。常に雑然としている机を前に、だんだんと情けない気持ちになってきた


▼仕事用机の大掃除は毎年、盆暮れに2回行っている。その際は厳しい姿勢で臨み、次から次へと不要な書類と必要な書類を判別する。わずか4カ月前に大量の書類を処分したばかりなのに、なぜか机には書類の山が復活する。何年も同じことの繰り返しであり、そろそろこの悪循環を断ち切らねばならない


▼さて本年のコラムはこれが最後となります。日々のご愛顧にあらためて感謝申し上げます。2020年は子年(ねずみどし)。十二支の最初に当たります。読者の皆さまも初心に返って年内に自らの机をきれいにし、新たな気持ちで新年をお迎えください。(東京・KK)


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